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192 瑞々しいね,お父さん。

2024/11/25(月) PM12:54記 


土曜の晩,家まで歩く仕事の帰り道。


雨に降られていた。


玄関を開けリビングに入るなり,息子が一言。


「お父さん,瑞々しいね!」



疲れ果てて,見た目はカサカサなのに恐縮です。


「ありがとう。」


一先ずお礼を返す。


「どうして,そんな瑞々しいの?」


どうしてってアナタ。

ドリカムか何かですか?


「うーん。まだ若いからかな(キリッ)。」



「いやいや,何で今日は瑞々しいの?」



うん。

若くないことは分かってますよ。

でも真っ向から否定されると,瞼が瑞々しくなっちゃう。

だって男の子だもん。



戯言はさておき,"今日は" というワードと私の上着に向けられた彼の目線から推測する。



あぁ,雨に濡れているからか。


そのシチュエーションで,あんまり言わないけどね。


瑞々しいとは。



でも良いかも。


「雨に濡れたの?大変だったね。」


よりも


「いつも以上に瑞々しいね。水やりでもされた?」


の方が。


わしゃ野菜か!


って返せますし。



今後は家族が雨に濡れて帰ってきたら,こう言おう。


「瑞々しいね。」



以上,年老いても瑞々しくいられますように。

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