174 私も昔はカリカリポテトが好きだった
2024/10/30(水) PM3:21記
昨日は久しぶりに妻と息子と外食をした。
もうすぐ2歳になる娘が保育園に行っている束の間,夕方モスバーガーへ。
保育園様々である。
田舎なので,ファーストハンバーガーチェーンは2社しかない。
お馴染みのM社とM社だ。
我が家の殿下はM社をご所望。
ハッピーではなくワイワイの方だ。
ポテトセットをチョイス。
ドリンクはシェイクに変更。
更にナゲットも単品注文するという贅沢仕様。
ワイワイ通り越してどんちゃん騒ぎだ。
M社のポテトはM社のそれに比べ,太めの薄味。
カリカリよりもしっとりしている本数が相対的に多い。
その中でもキラリと光るカリカリを好んで口に運んでいる殿下。
「カリカリが好きなの?」
と妻が聞く。
無言のサムズアップ。
肯定と捉えて良いだろう。皇帝だけに。
さて,戯言はさておき本題。
このような子供の好みは移り変わるものである。
私もかつては容器の底に隠れたサイズの小さいカリカリや,我こそがポテトという存在感に挟まれたシナシナの物が好みだった。
塩分を強めに感じられるからだろう。
しかし,今ではどちらも優劣はない。
フワフワした薄味でもOK。
というか,たまに味が濃いのが紛れているから丁度良かったのだ。
何巻かは忘れたがバガボンドで井上 雄彦先生が,沢山のご飯に少しのカレーが好きだったが,今は逆の分量が良い的な作者コメントを書かれていた。
いやいやこの好みは変わらんよ私は!
そう思っていたが,今や井上先生の予言した通りの趣向になっている。
刺身やステーキも脂身の多い部位より,淡白だが素材の味が分かる部位を好むようになった。
これは,年をとったから炭水化物や脂質を沢山摂れなくなったという,中年が居酒屋で言いがちなもう若くねぇわ的なイタイタしいことを言いたい訳ではない。
話が逸れますが,あれ嫌いです。
大学の4回生が1回生に向かって,1年若ぇ~って言ってるのと同じくらい,うわぁって思う。
何をそんなに衰えたことを自慢げに話すのか。
あっさりした物を好むようになった俺って大人♪と言いたいのだろうか。
あと,その時代に居合わせなかった人やリアルタイムで体験していない人に対して,今の若い人は知らないか~的な発言も嫌気がさす。
んなこと言ったら90歳の方からしたら70歳だって若くなっちゃうよ?
でも90歳の人はそんなことあまり言わないし。
良い大人なのに知らないんですか?
精神年齢若いですね~。
仮にそう言いたくなる場面があっても私はグッと堪えている。
兎に角,どう見られるかを全く無視して思ったことを口に出し過ぎなんですよ。
おっと,いけない。
心の声を文字起こしし過ぎてしまった。
話を戻そう。
食の好みは変わる。
お酒を嗜むようになったり,健康志向になったり,住む場所が変わったり要因は色々ある。
食べられなかった物も食べられるようになる。
果物の汁だけ吸って残骸を撒き散らす娘。
おかずを全て平らげてから,白米のみを最後に描き込む息子。
成長期は,好き嫌いせず何でも食べた方が良いのだろうが,気にしすぎることはない。
カレーライスに納豆をぶち込んでいる父親でも,すくすく育ったのだから。
息子がカリカリポテトを頬張る姿を見て,そう思うのでした。
以上,今度は4人でポテトを分け合えますように。
追伸.
帰ってからMチキン2本を完食した私は,まだまだ若さと健康を維持できている悦びに打ち震えました。