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172 センスは知識からはじまるⅡ

2024/10/28(月) AM11:59記 


昨日はヘルプで他店舗勤務。


また,恐怖の高速バスに揺られての出勤だ。



便意に怯えながら乗車。

気を紛らわすためにno+eで日記を綴っていた。


降車予定のバス停を乗り過ごす。


本記事のタイトルとは真逆の行動。


センスなし。


初めて降りる場所だったが,何とか勤務先へ到着。


やはり,知っているかどうかはセンスを大きく左右する。

そのものを知らずとも,経験から類推するということは非常に重要である。


そんなセンスの話を少しばかり。


過去にも事務作業を実施するにあたり,思うところを書いた記事があるので,今回は第2弾です。



ヘルプ先の店舗にいるスタッフも私と同じくパートタイマーで,壮年の女性。


一緒に接客業務をこなすのは初めてなので,実は少し楽しみにしていた。


何故なら社内で1番センスがあると思っている方だからだ。


服装は元より,大手企業からの転職組という経験も相まって,考え方も含め。


これは非常に偏った私見かもしれないが,一般的な感覚というか,弊社顧客のボリュームゾーンを占める方との考え方のギャップが最も少ない人材。


古着も好きだし,取扱い商品以外への興味も多感。

休日は色んなお店を除いたり,買い物したり。


日曜にしては比較的有閑な日だったので,他愛もない雑談を交わしていた。


「〇〇さん(私)って知識が凄いですよね。私なんかすぐ忘れちゃうし,感覚だけの人間で。」


的なことを仰っていた。


謙遜もおありだろうが,この発言はセンスがない。


そう思った。


「言語化できないだけで,ご自身の中にしっかりと蓄積されてらっしゃるのだと思いますよ。じゃないと "何となく良い" みたいな琴線に触れる機会も少ないですから。」


私は概ねこのように返事をした。


パートとパートの生温い会話である。


センスとは集積された知識を元に,適性を見極め少し先の未来を予測し実演すること。


これは私が前の会社に在籍していた頃から常々,思っていたこと。


それを万人が腑に落ちる形で文字起こししてくださっている水野 学さんの書籍『センスは知識からはじまる』をどうぞご購読ください。



消費者は適当で良いんです。

でも,我々販売員は根拠を説明できるという懐刀を帯びておくべき。


それがプロです。


感覚的なものを言語化するために知識拡充は怠ってはいけないし,自身のセンスも知識に基づいた物であるということから目を背けてはいけない。


私はお客様自身が判断できる知識を提供,あるいは着る以外の興味を持たせることができれば,御の字だと思っている。


洒落っ気のある服は別に必需品じゃない。


ウチの店で買う必要もない。


着るだけの楽しみに留まっている方を,もう一歩先へ誘導したい。


ノルマも何もないパートならではの視点で,日々洋服の勉強に勤しみます。


今日も明日も明後日も。



以上,センスの良い人が自ら知識があると胸を張って言える社会になりますように。

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