116 ちゃんと見ろぉ。
2024/8/31(土) PM7:39記
昨日は出勤予定だったが,在宅勤務に変更。
実店舗での棚卸し作業が,一昨日の1日で完了したので,データ整理は机上でもできるからだ。
息子が体調不良につき学校を休むことになったため,丁度良かった。
後作業のデータ整理まで含めて,各店舗の責任で実施することが原則。
そのために標準作業要領も作成して配布済みである。
各人,PC操作の得手不得手にもバラツキがあるので,誰でも作業できるように配慮したつもりだ。
しかし,上手く作業できないと他店から問い合わせが来る。
まぁ想定内。
本当に誰でも作業できる手順書にするためには,その手順書を用いて実施した作業の品質を評価したり,使用者の意見を聞き取り,検証してフィードバックを繰り返す必要がある。
従って,ご意見ご質問はウェルカムだ。
どうやら,手順書通りに採取した棚卸しデータを既存在庫数に上書きしたところ,アップロード完了のメッセージが表示されたにも関わらず,数値が反映されていないとのこと。
元データの値を確認したり,反映する店舗の選択ミスがないか確認したり,色々見てみたが問題はなさそう。
念のため自分も同じ手順をトレースしてみるか。
そう思い,最初の手順を踏む。
まずは在庫数上書き方法の選択。
「絶対値」か「相対値」か。
前者は既存の値を全て置き換えるのに対し,後者は既存の値に加算して上書きする方法。
初手で気づく。
後者を選択して上書きしたことによるエラーだ。
デフォルトは「相対値」が選択されているので,「絶対値」に選択し直してアップロードするよう手順書には選択すべき箇所を赤枠で囲い,文字でも明記してある。
小さくて分かりづらかったかもしれない。
手順と注意点は分けて記載した方が,見逃しが少なかったかもしれない。
改良の余地ありだ!
……
ちゃんと見てくださいよ……。
と思う気持ちを隠せないのも事実。
もっと分かり易くミスがなくなる手順書にしようと奮い立つ反面,ガッカリもする。
そこそこの時間をかけて親切に作ったつもりではあったからだ。
まぁ良い。
とりあえず,原因は判明した。
そんなことより,学校を休んだ息子の昼食を作らねば。
レトルトのスパゲッティで良いや。
そして,自分はもう酒でも飲もう。
息子にソースを選んでもらう。
鶏そぼろやら,和風ペペロンチーノやら,何やら。
1つだけパッケージの箱がなく,袋が剥き出しのソースがあった。
私は包装紙や箱をすぐに破棄する癖がある。
賞味期限が過ぎていようが必ず食べるので,どうせ後で捨てる箱なら最初に破棄してしまう。
ペットボトルのラベルや,納豆のビニール包装なんかは買ってすぐ捨てる。
このスパゲッティのソースも,おそらく2個入りで1個使った時に箱も捨てたのだろう。
はて?何味だろうか?
うーん。
色合いからしてミートソースだろう。
息子に告げる。
「あとミートソースもあるわ。」
息子が答える。
「カニトマトじゃない?」
え?
私「何で知っとるん?」
息子「書いてあるよ?」
私「あ,ホンマや。」
……
息子
「ちゃんと見ろぉ笑」
大変,申し訳ございませんでした。
結局,そのカニトマトを選んだ彼が美味しそうに口へ運んでいる姿を眺めながら,少し苦い酒を飲む私でした。
以上,息子は自分を棚に上げるような大人になりませんように。