表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/112

036 …………25年後…この世でな

2024/6/15 AM8:35記


息子が通う小学校では定期的に『学び・いきいき週間』なる催しがある。


学習・就寝・メディア利用(TVやゲーム,タブレットなどの総称)の時間を管理して,自身が定めた目標通り生活できているかを1週間程度帳面につけて,毎日先生に提出するというもの。


簡単に言えば規則正しい生活を心がけ記録に残せということである。


6月13日(木)の夕方のこと。

上記の週間が始まって2日ほど経つが相変わらず"いきいき"と長時間タブレットでクラゲについて調べている息子。

彼はブレない。いかなる時も平常運転だ。


たまには紙の本でもと妻が尾田栄一郎先生の短編集を渡す。漫画なら興味を示すだろうという計らいだ。


数ページめくり読んだフリをして,体面を取り繕ろうことができたと判断したのか,彼はそっと本を閉じた。


代わりに妻が企てた漫画の計に嵌ったのは,息子の横でダラダラしていた『無職・いきいきおじさん(37)』の私。


懐かしい。穴が開くほど繰り返し読んだ短編集。

今でも要所要所覚えている各短編に出てくるキャラのセリフ。


初版は1998年11月。


消費税が5%に上がって間もない頃。

第1刷発行時に購入したか否か記憶に定かではないが当時小学5年生くらいだろう。


本コミック最初に収録されている読み切り作品は短編集のタイトルにもなっている『WANTED』


的確な要約ではないことは百も承知だが,私の語彙力であえて無理矢理1行にまとめるとすれば,色々な要素が盛り込まれたコミカルな西部劇。


そして短編の終わりには尾田栄一郎先生の当時の思い出話や苦労話などが記されている。


『WANTED』を描いたのは高校生の時らしい。


何と。マーベラス。


漫画はもちろん,映画や書籍,何気ない日常のワンシーンなどネタになりそうなモノを漫画家を志したその日から,日々意識的に蓄積することを継続されてきたのだと推測する。


一方,私は自堕落な高専生活を送っていた。

そして,今も。

『WANTED』の主人公ギル・バスターが最後


「…………百年後…あの世でな」


と言ってから約四半世紀が経過した今でも,ダラダラしている。


「まるで成長していない………」


白髪鬼と畏怖されていた頃の安西先生なら,そう言うだろう。


いやしかし,四半世紀で気づけたことをプラスと考えよう。


ありがとうございます。生計者様。

ありがとうございます。尾田栄一郎先生。


そして,この短編集を買って今まで取っておいた自分にも称賛を送りたい。



以上,あと半世紀以内には成長できますように。



追伸.

本短編集表紙の折り返しに当時発売中のジャンプ・コミックス一覧が載っていたので転記します。

懐かしさのあまり声を上げそうになった方は,ぜひコメントお願いいたします笑


BASTARD!!

影武者徳川家康

SAKON=戦国風雲録=

SLAM DUNK

ジョジョの奇妙な冒険

BOY ーボーイー

地獄先生ぬ~べ~

NINKU 一忍空一

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-

ONE PIECE

WANTED ←今回紹介した短編集

封神演義

遊☆戯☆王

I"s<アイズ>

世紀末リーダー伝たけし!

人形草紙あやつり左近

MIND ASSASSIN

明稜帝梧桐勢十郎

WILD HALF

ROOKIES

HUNTER X HUNTER

ホイッスル!

ライバル 番外編

爆骨少女ギリギリぷりん

I"ll ~アイル~

かっとびー斗

わたるがぴゅん!

イレブン

エンジェル伝説

ダブル・ハード

宇強の大空

つきあってよ!五月ちゃん

ドリームメイカーズ列伝

Mr.Cliceミスタークリス

こちら葛飾区有公園前派出所

鳥山明◯作劇場

貯金戦士キャッシュマン

花さか天使テンテンくん

ショッキングBOY

快傑蒸気探偵団

風のシモン

自由人HERO

GODAGUN

サイドボーン

B-DASH

流星超人ズバーン

手塚治虫THE BEST

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ