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8話:領主対談

めっちゃ雑な気がします

こんにちは。犯罪心理なんぞ知りませんが犯罪者は碌でもないと決めつけるのは短慮ですよね。まぁ、集団暴行とかは碌でもないとは思いますけどね。



◇◇◇



(………小僧?)


俺は25歳だから小僧ではないだろうとか考えてるのもお構い無しに兵士が槍で心臓を狙い、突きを放った。俺はそれを躱した。


(いくら囲まれて俺の動ける範囲が狭くても…ね?)


その後もその攻防は続いたが兵士のおざなりな突きなんぞ精霊たちの声で躱すのは簡単簡単。


(じゃあ、精霊たち。いつも通り縛り上げて?)

(馬ごとは可哀想)

(うーん。そこはキミたちに任せるよ。)


そして数瞬後には兵士たちが縛り上げられ、吊るされていた。

(吊し上げの生プレイは初めて見たな)

そんなくだらない感想が思いついたが笑えないのですぐ忘れた


(とりあえずこいつらは威圧しておいて領主対談といきますか)


だが、これで真正面から入れなくなったのでなんやかんや領地に入る方法をエルたちと考えた結果………空中を移動して行くしか思いつかなかった。

「いやー、我ながらバカなのか?って案しか残ってないとか………バカなの?俺」

「正常ではないわね。そんなことより、飛行魔法の説明するわよ〜」

「エルって辛辣だね。じゃあ、御教授ください。エル先生」

「魔法はイメージが重要なの。魔術と違うのはイメージが単純か複雑かの違いくらい。で、飛行魔法はマナを身体に纏わせて浮き上がる感覚をイメージしなさい。初心者なんだから」

「へーい。イメージね〜。やるか」


(イメージするのはまずは身体にマナを纏わせるイメージ。あとは足裏にあるマナを蹴ってふわっと飛び上がるイメージかな?)


「よっと!こうか!?」

「カズヤ………あなた。人の話聞いてた?私は浮遊魔法のやり方を教えたのよ?なんで天駆魔法を使うわけ?バカなの?」

「え!?魔法はイメージってエルが………」

「あのね、精霊術と違って魔法や魔術の魔素学と錬金術は徐々にランクアップさせなきゃ身体への負担が大きいのよ!さっきのリンク・ハイブレイブなんて亜神域精霊魔法なのよ!?精霊の助けが多かったとはいえ、()()()()の代償で済んでるのは異常なの!心配かけさせないでよ………」

「ご、ごめん………そ、それとさ。代償ってさっきの魔法だとなんだったの?」


(代償になにを支払ったのか知らないと今後の行動に慎重さが増すだろうからな)


()()()()のよ」

「Why?」

「何語か分からないけど?ただ、もう一度言ってあげるわ。()()()()のよ!!」

「おっっっかしいだろ!!!!なんで()()()()()()なんて意味わかんないことになんの!?」

「これは私の憶測だけど………カズヤが支払ったのは今までの経験とかの『カズヤの存在』の()()()よ」

「代償が存在とかさすがにやっべーな。自重するわ」


そのままエルのお小言を聞きつつ天駆で領主城の王室テラスに舞い降りた

王室には領主と執政執務官、嫡男や令嬢が多数いた


「領主閣下。御無礼な参上になり失礼致します。」

「構わんよ。我が領地を救ったのだ多少は大目に見るさ」

「お言葉ですが閣下、この者が金剛蟻の群れを討伐した者と同一人物という確証がございません。執政執務官としては確証を提示して欲しくございます」

「うむ、エイナム執務官の言い分も分かる。では鑑定スキルで鑑定してみよ。この若者の異常なステータスを。よろしいかね?」

「構いません。これほどの領地の執務官様が用心深い方というのは領主様にとって大変信頼に足る存在である証でございますので」

「ふん、では鑑定するから少しの間動くなよ」


〜5分後〜

「確かに貴公が金剛蟻を屠ったのは事実のようだな」

「まぁ、儂の精霊術を大概の者は閣下は耄碌されたと言うからの〜」

「い、いえ、閣下を疑った訳では………」


傍観してる間に魔眼と精霊視の併用を試すか!

(領主閣下は〜、コガエ・カタザキさん。役職はカタザキ領領主。他にはスキル構成があるな。精霊視と精霊語スキル、魔素学スキル多数、錬金術スキルも少々、領主専用スキルなんてものもあるのか、生活スキルはオール1………領主だからね!)


「さて、儂の鑑定は終わったかね?」

「あ、やはりバレてましたか」

「儂の賢人精霊が教えてくれたよ。お主の賢人精霊のように名前をつけるのも趣があって良いが………儂は姿形まで()()()レベルではなくてのー」

「そこは閣下のお心かと思います」

「ふむ、面白い若者だ。草原の覇者たる余裕か?カズヤ殿」

「そこまでバレていましたか。いやはや、執務官様の鑑定スキルもすごいですね」

「世辞はいい。使いの者を謀反主義者だけにして試したのは私だしな」

「さっさと処罰してはいかがでしょう?強姦罪から崩していけばさっと済みますよ?」

「鑑定スキルに罪科表示はない。後手に回ってしまうのさ。使いのヤツらはトカゲの尻尾切りで捨てられていた主義者だ」

なるほど。ならやりたかねーけど少々手荒にいきますか


「では閣下。私に御提案があります。少々二人きりでお話出来ますでしょうか?」

「よかろう。10分程度で良いか?」

「はい。それだけで十分に閣下をご満足させることをお教えできるかと」


その夜…カタザキ領での()()()パーティーが始まる



◇◇◇



さぁ、私のカズヤ。人の強欲さを露見させなさいな

次回はパーティー!前回から匂わせておいてまだ始まらないぐだぐだした展開!精進します。

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