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4話:教会に住み着いた悪魔

主人公はカルネがロリなのに「さん」付けするのは年齢的に恥ずかしいからです。

こんにちは。食欲は大事だなと常々思っております。腹ペコだと頭も回らないし、身体も動かない。みなさんもデスマーチ中でも最低限は食べてください。



◇◇◇



俺はエセとはいえ神官のロイドに正当防衛だとは言い逃れができないほどの蹴りを入れてしまった。不可抗力とはいえ、過剰防衛は免れまい。


(そういえばあのローブ野郎が潜在能力も含めた全てが解放されてるとか言ってたな。)


しばらくして爆音がしたからか巫女と思われる人が数人と精霊に連れてこられたカルネさんがきた。

「ロイド様!神官様!お前達。すぐに治癒魔術を!」

そういう風に役職が巫女長の熟女が指示を出し、俺の方に近づいてきた。俺はAR表示を見ながら無表情(ポーカーフェイス)を保った。だって、称号が「雌豚」なんだもん。狙ってんだろ。


「失礼。貴方様が神官様を?」

「ええ、蹴り飛ばしましたよ。(エセ)神官様を。」

「なぜでございますか?貴方様がいくら神の御使いとはいえ、神官様を蹴るなど。」

「そりゃあ、短剣で刺されそうになったからですよ?()()()さん?」

そう言ったらその場にいるカルネさん以外は固まった。



こいつら草原教会の連中の犯行はこうだ。まず王都周辺でそれぞれ犯罪を犯していた。だが、顔がバレたのだろう。辺境の奥地にあるこの教会を隠れ蓑に使うことにした。前神官達を拉致し、新しい神職だと騙ったのだ。村人も最初は訝しんだが1人の魔術師が暗示をかけて事なきを経た。そうして村人や行商人から金を巻き上げていき、そろそろこの村ごと自分たちの存在も焼き払う算段をしてたら俺が現れたらしい。そこで俺に罪をなすりつけ、また街で犯罪ギルドを作るつもりだったと。そういう風に精霊から聞いていた。ちなみにカルネさんは村娘でこいつらの正体は知らなかった。


ここまで俺が話すと犯罪者グループが動いた。カルネさんを人質にしたので逃げるつもりだろう。

「ははっ、そこまで分かってて頭を殺さないとはとんだ甘ちゃんだな!人質とられた上に1人しかここにはいないんだからなぁ!」と熟女の巫女長が言った。人間の本性って本当に怖いわー(棒)


「精霊術って知ってるか?」藪から棒に俺が話しかけた。

「はっ!そんな死んだ術が今更どうした!」

「いやー、信仰心が薄いのはいけないんじゃないの?偽神職さん!」(精霊たち頼んだ!)

すると地面から蔦が伸びる伸びる。ぶっ飛ばした神官を含めた全員が雁字搦めになった。少し若めの巨乳巫女が妙にエロくて困った。


その後、精霊たちの力を借りて村人の暗示を解き、偽者たちは近くの街に輸送されて行った。カルネさんはまだ13歳なので巫女代理を言い渡され、しばらくあとに本職の神官たちが来るそうだ。その会話の間は俺は村人Aとして誤魔化した。直感的に面倒くさそうだったから。



………3日後、俺はひっそりと村から出ていった。

「新世界フローレイティアか。」

まずは観光と洒落こみますか!



◇◇◇



ふふふ、さすが私のカズヤ。小物相手じゃ精霊術だけで終わらせるなんて。

カルネが精霊に連れてこられたのは日々の祈祷と自然を大切にする心の持ち主で精霊をなんとなく感じられるからです。

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