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アイソトープと散弾銃

アイソトープ……同じ元素に属し、質量数の異なる原子。同位体。

今では俺のトリガーとなった女の子が、ある日突然死んでしまったら。


……気分が悪いと、こんな馬鹿らしい事ばっか考えてしまう。


トリガーが亡くなったら、どうなるんだろう。


感情も出せなくなるのか。


魂が尽きてもなお感情を撃ちまくるのか。


……実に分からん。


つーか、それ以前にこんな事考えるのは俺的に不謹慎だ。最低だ。


……だってよ、心ん中で殺してる事になるじゃないか。


世界で一番大事な子を、殺せる訳ないのに殺すとか……考えただけで頭が痛い。


くそっ、何もかも嫌だ。余計に気持ち悪くなる。


同じ世界を共有してるのに、なんでこう……


考えてる事は違うんだろうな。


こんなつまらん思いでも、


まだ弾が腐るほどあるんだぜ。


それが一番下らん。つまらん。


だから撃ちまくる。


やるせない言葉を笑う、名もなき悪意を的にして。


大事な誰かを傷つけない様に。

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