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自己否定とマズルブレーキ

見た事聞く事話す事、その全てが僕を傷つける。

否。見る事聞いた事話した事、全てに僕が傷つく。


つまり、傷つく事は僕が生きている証明。傷つかなければただのクズ。

否、最初からただのクズ。クズの中のクズ。


こういう自己否定の作業にも疲れた。やめようとも思えない。強くなりたいとも思えない。


否。自己否定し続けたい。やめようと思いたくない。



自己否定すれば、傍にいる君が肯定されるハズだから。


自己否定すれば、いつも僕を肯定する君が、とても良い人であると証明出来るから。


……自己否定を続ければ、君はずっと肯定してくれるから。


そういう、小さな肯定のひとつひとつが、見た目だけは細やかな愛が、僕のもうひとつの生きた証になればいい。


否、なる。絶対になる。


だから、僕なんていなくなればいい。いつもそう思い続けよう。


そうすれば、君はいて欲しいと思ってくれるハズだから。

……皆は優しくしてくれるけど、何よりも弱い俺はその優しさにも傷ついてしまう。

そんな中で、何故か彼女の言葉だけは俺を傷つける事がありませんでした。

訳が分かりません。傷つかないなんて有り得ないから、やはり自己否定で穴埋めします。


それでいいんです。いくら歪んでいても、馬鹿でも、彼女は俺を嫌いませんでした。俺が彼女を好きな限り、彼女もきっと好きでいてくれます。運命が裏切りさえしなければ、ずっと。

俺も運命が裏切らない限り、いや裏切っても、彼女を好きでい続けるのでしょうね。

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