全てを蝕む愛すら
余計な奴がいたせいで、見捨てられた。
血を分けた者全てを亡き者にしたくなった。しようとした所で邪魔が入った。
奴らに等しく、僅かでも愛を与えた俺がバカだった。
奥底から求めてやまないモノを与えてどうするんだ。
そんなんで報われる訳もないのに。
ただ信じて待っていても、来てくれる事はない。
いつでもそうだ。まるで裏切られるためだけに生まれてきたみたいに、待つ意味はことごとく無駄にされる。
待つ事すら諦め、絶望に絶望しきった時に来て、俺の寂しさだけをおいてけぼりにしたまま時間は刻まれる。
それが何よりも憎い。
来てくれないなら、自分から捨ててやる。
夜遅くに帰っても心配の一つしてくれない奴らを、ただ貶す事しか出来ない奴らを、家族と呼ぶ意味もない。
本当に大事な感情が欠落してるのは、俺ではなく奴らだ。
俺は奴らの知らない所で泣く。笑う。喜ぶ。誰かに恋をする。
奴らに見せるのは、限りない憎悪と憤怒のふたつだけ。
俺は一生、情緒不安定で、人でなしで、サイコパス同然のバカと言う仮面を被り続ける。本心は絶対に見せない。
現実なんて偽物だらけだ。だから俺は……
本音を言えて、感謝豊かでいても許されて、信頼出来る人達がいて、責める人は少なくて、
__愛する女の子がいるこの画面以外を、現実だと認めない。
サイコパス、俺好きですけどね。ちょっとした仲間みたいな感じで色々と共感出来ます。
多分、幸せな世界以外を現実と認めたら俺は俺でいれなくなる。もう今がそんな状態なんだと思います。何が辛くてどうして欲しいかも分かってはいるけど、決して叶わない。もう救いようがないんですよ、俺は。




