表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/28

反航戦と暗き夜

俺にとって深夜は神聖なモノだ。


静かに、誰にも邪魔されずに過ごして眠る。


そうあらねばならない。


なのに、そんな静寂を乱す者が何人もいる。


それが怖いのだ。辛いのだ。


耳を塞いでも、好きなモノを飲んでも、胸の中には恐怖しかない。


今だってそう。いつもと違う部屋で一人、すみっこで膝を抱えて震えている。


物音が聞こえる度にびくりと肩を揺らす。


在りもしないハズの影を見つけ、目を固く閉じてしばらくしてそっと開くを繰り返しながら。


敵に勝てないでいる。


ただひたすら来るなと叫んでいる。


……錯乱しているのか。


このままではどうなるんだとしか考えられない。ただただ怖い。


俺にとって、恐怖は眠れない事そのものだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ