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二重策士は戦火に揺れる

死ぬまでの時間はまだまだ長いけど、俺は醜い争いを嫌と言うほど見てきた。


自分勝手な意見だけをぶつけ続け、狂い続けるだけの、終わりの見えない醜い戦争。


傍観者として静かにそれを眺め、時にかき回して、薄い嘲笑を浮かべて毒を吐くのがとても楽しいと思えた。


けれど、そんな平和な時間が今では乱れてしまっていた。


怯えて震えて目を逸らして、幻聴に心臓を掴まれては苦しんでいる自分が現れたのだ。


「こんな争い、今すぐにでも終わってしまえ」と思ってしまう、そんな自分。


だから、暗い所で怯えるお前は誰だ、遥か空の上で楽しむお前も誰だと叫ぶ。


まるで知らない自分に支配された様に、ひたすらもがいている。


それなのに、自分が何者かと言う事ははっきりと分かっていた。


分かっていてもなお乱れ続けるのは、俺の心が変わっていない証拠だろうか。


夜毎に起こっては消える、重苦しい思考の戦い。


戦いで狂わされたのは自分であると知りながら、それを眺める俺がいた。



そんな夢を見た『つもり』だ。

大事な何かが2つ消えた。それ以外は変わらない夜。

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