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我が家
目を開けると、白い天井があった。
周りを見渡すと、私の部屋っだってことがわかった。
部屋から出て行ってみると、廊下には誰もいなくて、声もしない。
私が廊下の床を、歩くとギシギシと音がする。
前はこんな音しなかったのにな。
階段を降りてリビングに行くと、美味しそうないい匂いがした。
時計を見ると、朝ごはんの時間だった。
でもそこには、お母様やお父様はいなくて、ご飯だけがあった。
まだ寝ているのかしら?
そう思い寝室に行ってみる。
「失礼します。」
寝室に入って、部屋を見渡してみるけど、誰もいなかった。
なんで誰もいないの?
「みんな死んだからです。」
後ろから声がして、振り向くとブリューがいた。
それを聞いて困惑している顔をしていると、
「何を言っているかわからない顔をしてますね。ならば、教えてあげますよ。あなたが眠っていた時間のことを。」
そう言って話し始めたブリューは意気揚々としていた。