表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ある一日

掲載日:2010/06/24

駅への帰り道。


久々にはいたヒールのせいで、

足に限界がきていた。


足元には黄色く主張する点字ブロック。


人を助けるはずの凹凸にいら立ちを覚え、のろのろと駅に向かう。

何人もの人が私を追い越して行く。


追い越される事にも嫌気がさしてきていた。


そんな時だった。



一人だけ空気を止める人がいる。



多くの人が行き交うなかで、

一人立ち止まっている。

携帯をビルに向けて何かを見ているようだ。


何を見ているのだろうか。


なんとなく私もそちらへ目をやってみる。



多くのビルが立ち並ぶ隙間からそれは見えた。


赤から青に変わる淡い空が。



夕焼けにしては淡い桃色の空を彼は見ていたんだ。





彼のおかげで空を見つけることが出来た。


空だけでなく、久々にはいたヒールの痛みも和らげてくれた。


彼が空を見ていなければ、

空を見つける事もなく、

足を休める事もなかっただろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] まわりの景色が赤色に染まる本当の夕焼けを見たことがありますか。 ただの空の色の変わる夕焼けとは段違いに、幻想的で、きれいな自然現象です。 おれの人生で3回くらいしか見たことないですけど、自分…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ