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-73- 議員生活

 理想の生活は人それぞれで違うことだろう。豊かな生活を送る日々が理想・・としたものだが、慎ましやかな生活に満足感を覚える人もいる訳だ。ということで、理想の生活とは?…と、考えなくてもいいのに考えてみたいと思います。^^

 山上はとある市議会議長として本会議に臨んでいた。

「議案第二号、専決処分事項の承認を求めることについて、を議題と致します」

 山上議長が言い終わろうとしたとき、一人の議員が申し合わせたようにスクッ! と立ち上がり、ペラペラと流暢(りゅうちょう)に語り始めた。

「議長~~! この議案の審議は午後からすることとし、休憩することを求めまぁ~~す!」

 衆議院本会議の丸パクリである。^^

「暫時、休憩することとし、午後一時から再開致します…」

 そう山上議長が言い終わるや、議員達はザワザワと議席から(まば)らに立ち上がり、議場をあとにしていった。山上議長は、疲れたのか、議長席に座ったまま、しばし両の(まぶた)を閉じ、首を左右に振るとひと回りさせた。議会の責任の重さで肩が凝ったのか、かなりお疲れのように見えた。

 某国営放送の番組ではないが、山上議長の心の内に分け入ってみよう!^^

『議員トップの生活も疲れるな…。ここは新入り議員のように身を(すく)め、のんびりした議員生活を謳歌した方がよかっんじゃないか…』

 だが、また別の考えも浮かんでくる。

『いやいや、それでは議長にまでなった意味がない。ここは、議員トップとして議員達に範を示すべきではないのか…』

 さて、山上議長はどちらの選択をしたのでしょうか?^^ 解答は、その後の議会史をご覧頂くことに致しましょう。理想はのんびりとした議員生活を送ることなんですが…。^^


                   完

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