表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/88

-11- 雪量

 雪が降れば(おもむき)が深くなる場合もあるが、多くの場合は雪害となるようだ。理想となる雪量は害が起こらない程度・・ということになりますが、非常に難しい注文で、天界としてはデリバリーの点で難儀なことでしょう。^^

 楠川は朝起き出したとき雪が舞っているな…とボケェ~~ッとした顔で思った。要するに寝ぼけ(まなこ)で窓に映る様子を見て思った訳である。^^

『しまった! 今日は買い物の日だったな…』

 この日は週に一回、近くのスーパーで買物をする日だった。楠川はバタバタと動き始めた。時間に追われることもないのだから別にバタバタしなくてもいいのに、である。

「まあ、いいか…」

 慌てても仕方がない…と思い直し、楠川は気分を入れ替えた。その三十分後、楠川は朝食をとらずに買物に出ていた。

「しまった! 携帯を忘れた。まあ、いいか…」

 Uターンして取りに戻るのも面倒に思えた楠川はそのまま買物を済ませ家へ帰着した。朝食をとらずに早く出たことが功を奏し、雪が積もらないうちに帰着したのは正解だった。その後、雪は本降りとなり、外出し辛くなったのである。

『理想はこのくらいだが…』

 風情ある積雪2センチほど積もった雪をサッシ窓から眺めながら楠川はふと、思った。

 雪量は多過ぎても少な過ぎても困りますし地域の特質もありますから、非常に天界としては降らせる量が難しいと思われます。まあ、そうはいっても、冬には雪ですから、仕方ないのかも知れませんね。^^


                   完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ