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第130話 娘が出来ました


「まったく、お前がここまで非常識だとは思わなかったよ」


「アポロンその言い方なくない。ボクだってびっくりしてるんだよ。まさかカンナにこんなことが出来るなんて」


「タクト、父さんからも一つ良いかな、そこのカンナさんとの関係はなんなんだい?」


「うがぁ!………父さん、質問の言い方がやらしいよ!気をつけてくれる」

 未だに俺の腰の辺りに抱き着いている母さんの締め付けが強くなった。このままだと絞め殺される。


「カ、カンナについては、みんなには説明してなかったけど、ボクのユニークスキルから生まれた。いわば相棒かな、ある意味ではボク自身とも言える」


「な!?」

 父さんが珍しく大きく表情を崩して驚いている。ま〜他のみんなもそうなんだけど。


「つまり……私には娘が出来たということか!」

 

「……………はぁ!?」

 いや、違うし驚くところそこなの?多分みんなと驚くところが違うんたけど。


「そうか私には娘まで出来たのか」

 父さんは涙を流して喜んだ。いやいや違うから


「おとん!」


「お〜我が娘よ!」


 カンナは父さんに駆け寄り、そして父さんは優しくカンナを抱き締めた。

 

 おいカンナ!悪乗りすんな。


「タクトくん、家族でお楽しみ中のところすまないが、話をしても良いかな」


「あ!すいません。まだ話の途中でした。バロン様は何か聞きたいことがあるんですね」


「あぁ、君としてはこの後どうするつまりかな」


「まずは一週間、そのくらいは休みましょう。追われるのはやっぱり疲れました。皆さんもまずは休息を取って下さい。その後についてはまた後で考えましょう」


「分かった。今は休もう。私としても一度落ち着きたかった」

 バロン様はそれ以上は何も言わなかった。


 それからそれぞれに家を割り当てる。

 ボクと父さんと母さん、ニキと先生で一軒、

 バロン様、スカーレット様、ノルンで一軒、

 神父さまとアポロンで一軒

 魔導ショップのおっさんとエルシーさんで一軒、

 イグニスとジェーさんで一軒、


 基本的には家族ごとに分けた。

 しばらくはこの家に住んで貰うことになる。


……………▽


 それぞれ家に入り休息を取ることになり、「あ〜疲れた〜もうこのまま寝ちゃおっかな〜」俺はベットにダイブ、ゴロゴロ転がり、そこにニキが飛びついたのでじゃれて遊んだ。


「の〜タクトよ!ちと確認してほしんじゃが、地の精霊魔法のレベルはいくつになったのじゃ」


「へぇ?いくつって、ここ最近はツールボックスも使いましたけど地の精霊にもたくさん助けられましたからね。もしかしたら結構上がってるかも」


 国王軍から逃げる時にはかなり助けられた。この間の戦いでLv4に上がったばかりだけど期待出来るかもしれない。ワクワク。


 ステータスを確認する。


「せ、先生!?これどう言うことですか!?」

 俺はアタフタする。


「バカもん落ち着かんか!我らではお前のステータスが見えんのじゃ!一体何があった!」


「あ、すいません、落ち着きます!すぅ〜はぁ〜……先生落ち着きました!」


「良し言ってみよ!」


「Lv9です!」


「レベル9じゃと〜ーー」

 先生は驚き過ぎて天井に衝突……落下した。


「先生気持ちは分かりますけど、落ち着きましゃね」


「すぅ〜はぁ〜落ち着いたのじゃ!じゃないのじゃ!落ち着いてられるかなのじゃ、見た目から明らかにレベルが上がっているとは思ったがこれほどじゃったとは………」


「いや〜びっくりですよね〜でもボクはどちらかと言うと先生の動揺ぷりにびっくりですけど。


「煩いのじゃ!お前は分かっとらんのか、その凄さの意味を!レベル9じゃぞ!最大値いくつか知っとるのか!」


「知りませんね!」


「10じゃ10、レベル10、あと一つじゃぞ!ヒト族では我が知る限り未到達領域じゃぞ!偉業じゃぞ!」


「なるほど、先生が驚き過ぎて、イマイチ冷静になっちゃうんですよね!確かに凄いです」


 しかしこれでタクトも我と同じく地の大精霊をも扱えるじゃろう。とうとうと言うか大分早いが我の奥義を受け渡すことが出来るやもしれんな。


「それにしても何故?ここまで急激にレベルが上がるのじゃ、我がそこまで行くのに軽く百年はかかったのじゃぞ!」


「知りませんよ。逆に教えて下さい」


「う〜ん…………もしや肥料のおかげやも知れん。あれをきっかけに急に仲良くなっていた様に見えたのじゃ。しかもどうやらタクト、お前の名は地の精霊達で噂までされておったのじゃ、精霊魔法極める最も難しくそして手っ取り早い方法は仲良くなること、それをタクト、お前はやってのけたのじゃ」


「その可能性が一番高そうですね。それはラッキーでした。これでしばらく修行はなしということで」


「なわけあるか!今まで以上に厳しく行くのじゃ覚悟しておれ……クックック」


「へーい、分かってましたよ先生、宜しくお願いしま〜す」


……………………………………………………………


『タクト』 Lv:50


【種族】ヒト族

【年齢】15

【職業】庭師(お手伝い)

【称号】神の使徒  悪魔の王を倒せし者

    勇者を倒せし者

【加護】イリスの加護


【HP】1520/1520(+0)

【MP】6000/6000(+0)宝魔の薬(魔力十倍)

【魔力】1820(+0)

【筋力】130(+0)

【耐久】180(+2)

【敏捷】229(+2)

【運】 100(+0)



【ユニークスキル】ツールボックス Lv.2(人化)

【レアスキル】 地の精霊魔法 Lv.up4→9

        雷魔法 Lv.1→3

【コモンスキル】剣術 Lv.2 体術 Lv.up2→3

        生活魔法 Lv.2 魔力操作 Lv.3→5

        言語理解 Lv.1 料理 Lv.up5    

        掃除 Lv.2 採取 Lv.2 隠密 Lv.2

M Lv.1(ブタ野郎!)


道具 プラスドライバー

マイナスドライバー(貫通追加)

精密ドライバー

   ニッパー

   絆創膏

   ハンマー

   メガネ 

   ライト 

   作業手袋  

   ヘルメット 

   タブレット

   配管

   バーナー

   蛇口

   エアコン

   ドリル

安全靴

テスター

バッテリー

ナイフ

携行缶 

……………………………………………………………

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