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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
真六章 うぷろうど三兄弟
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うぷろうど一樹の不倫

 ムーディーな明かりの中、ラブホのベッドの上で煙草をふかしながら、うぷろうど一樹は隣に寄り添う女性に言った。


「なぁ、どなた」

「どなた?」


「私は妻と別れようと思う」

「どなた!」


「君を愛してしまったんだ」

「ど、どなた……♡」


「私と結婚してくれないか?」

「どど……どうなった?」



 読者諸氏はお忘れであろうが、こほうぎどなたは13歳の中学一年生である。




 ラブボのマジックミラーの向こうから、長男のうぷろうど二樹と、次男生後5ヶ月の三樹、そして嫁の鬼女きめが並んでそれを見ていた。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 〉読者諸氏はお忘れであろうが、こほうぎどなたは13歳の中学一年生である。  ごめんなさい、すっかり忘れてますた m(_ _;)m [一言] …………鬼女板はコワいトコロでつ
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