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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
真六章 うぷろうど三兄弟
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うぷろうどかずき

 うぷろうどかずきもナンパ師である。


 ただ、長男のカズキとは違い、優しく誠実なことをモットーとしている。




 誠実なかずきは、パリの街角でこほうぎこなたに出会うと、優しく微笑みながら話しかけてきた。


「うどん汁、ポン酢、窓も開ける」


「は?」と、こほうぎこなたは言った。



 するとかずきが手を差し出してきた。


 こほうぎこなたも思わず手を差し出した。



 パァン! うぷろうどかずきが活きのいい鯖をこほうぎこなたの手に叩きつけた。



「サバ」

 うぷろうどかずきはそう言いながら、マロニエの枝に取り付けた隠しカメラにウィンクをする。

「レズビアン」



 うぷろうどかずきは誠実で優しいが、頭がおかしかった。



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― 新着の感想 ―
[良い点] ……うぷろどかずき……此奴、デキる! [一言] ………… ……「ボンジュール ボンジュール マドモアゼル」かな? “元気” 「トレビアン」→【意訳】「とっても活きがいい鯖を貴女…
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