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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
真六章 うぷろうど三兄弟
92/213

うぷろうど三兄弟、登場!

 作者はお酒を飲み始めた!


 次第に何かが目の前に浮かんでくる。


 うぷろうど三兄弟だ!





 夏の逃げ水を捕まえるように、彼らはやって来た。

 ホストのごときスーツに身を包んだ三兄弟だ。


「俺の名は、うぷろうどカズキ」

「僕は、うぷろうどかずきだよ」

「私は、うぷろうど一樹と申します。どうかお見知り置きを」


 三兄弟の名前は表記が違うだけだった。


 こほうぎこなたは苛ついて、言ってやった。

「ユーチューブ観てます!」



 三兄弟はそこそこ有名なユーチューバーだったのだ。



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