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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
真四章 AIに『こほうぎこなた』を書いてもらってみた
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テキトーにAIに続きを書いてもらってみた

こほうぎこなたは長女である。彼女はバカだ。

こほうぎそなたは次女である。彼女はふつうに頭がいい。

こほうぎどなたは三女である。彼女はネズミ並みの知能の持ち主だ。(→ここからAI)こほうぎよ、おまえは四女だ。

「そうね」

と彼女は言った。

「あたしは四女だったわ」

そして彼女は笑った。その笑い声を聞いて、ぼくも少しだけほっとした。

「お姉ちゃんたちは?」

と妹が聞いた。

「え? ああ……」

とぼくは言い淀んだ。「いないよ」

「どうして?」

「死んだからさ」

「死んじゃったの?」

「うん。だからもうどこにもいないんだよ」

「かわいそうなの?」

「そうだね。でも仕方ないさ。そういう運命なんだから」

「ふーん……」

「そんなことよりさ、おまえたちの名前を決めなくちゃいけないと思うんだけど」

「名前って何?」

「おまえたちの呼び名だよ。いつまでも『この子』じゃ困るだろう?」

「あたしの名前は『この子』じゃないよ」

「いや……、まあそれはそうなんだけど、とにかく呼び名が必要なんだ」

「うーん……。よくわかんないけど、じゃあそれでいいよ」

「それじゃダメなんだよ。もっとこう、ちゃんと考えてあげないと」

「だってわかんないもの。難しいことはわかんないもん」

「たとえばさ、おまえは今いくつ?」

「八歳!」

「そうか。じゃあ、『ハチ公』っていうのはどうだい?」

「えっ! 嫌だ! 絶対嫌!」

「そう言わずにさ、一回試してみてくれないかな」

「嫌だよ! 嫌に決まってるじゃん! そんな変な名前の人!」

「いや、これはなかなかいいアイデアだと思うんだけどなぁ。『ハチ公』っていうのはつまり、犬の名前なわけでしょ?それにほら、おまえはいつもワンコと一緒にいるじゃないか。ちょうどぴったりだと思わないかい?」

「嫌だ! 絶対に嫌だ! 他に何か考えてよ!」

「そう言われてもねぇ……」

ぼくにはネーミングセンスというものが決定的に欠如しているのだ。自分の名前を自分で決められなかったくらいなのだから、当然と言えば当然の話だが。

「よしわかった。それならこうしよう。おまえが好きな動物の名前を言ってごらん」

「猫が好き」

「ネコ……。じゃあ『ネコ助』というのはどうかな?」

「なんかヤダ。なんかキモチ悪い」

「気持ち悪くはないと思うけどなぁ……」

「うーん……。他にはどんな名前がいいかなぁ?」

「『プー太郎』なんていうのはどうだい?」

「それもちょっとイヤかも」

「じゃあ『ポチ』とか?」

「『タマ』もイヤだなぁ」

「『ミケ』は?」

「『三毛猫』のこと?」

「うん」

「『三毛猫』って言うのかと思ってた」

「いや、違うと思うよ。『三毛猫』っていうのはオスの三毛猫を指す言葉だし」

「へぇー。詳しいんだね」

「まあね」

とぼくは得意げに言った。

「でもやっぱり『三毛猫』が一番好きだなぁ」

「どうして?」

「だって可愛いもの」

「そうかなぁ……」

「うん。『三毛猫』ってすごく綺麗なんだよ。あたし見たことあるもん」

「へぇー。そうなんだ」

「それにね、あのね、『三毛猫』ってすごい珍しいの。ほとんどいないの」

「ふむ」

「だからね、もし『三毛猫』を見かけたら幸せになれるって言われてるんだって」

「なるほど」

「ねえねえ、お兄ちゃんはどの色がいいと思う?」

「色?」

「そう。『三毛猫』の色。白か黒か赤か青か黄色か緑かオレンジか紫かピンクかベージュかグレーか茶色か、どれがいいと思う?」

「うーん。そうだなぁ……」

ぼくは腕組みをして考え込んだ。

「まあいいや。あとでゆっくり考えることにしよう。それよりもまず名前を決めてしまおう。えっと……、おまえは何て名前だったっけ?」

「あたしは『ネコ』だよ」

「そうか。『ネコ』だね。それじゃ、おまえの名前は『ネコ』ってことで決まりだ」

「えー!? そんなんでいいの?」

「いいんだよ。別に何でもいいんだから。それじゃ次はおまえの名前だけど、何がいい?」

「お姉ちゃんたちは何て名前だったの?」

「みんなそれぞれ違ったよ。おまえと同じで、いろんな名前を付けられてたみたいだ」

「そっか……。でもあたし、名前なんてないよ」

「そんなことはないさ。きっとおまえにも素敵な名前があるはずだ」

「本当?」

「ああ。おまえは今までずっと独りぼっちだったかもしれないけど、これからはぼくが一緒にいてあげるからね。大丈夫。心配しなくてもいいんだよ」

「ありがとう。優しいんだね、お兄ちゃん」

妹がにっこりと微笑んだ。

「よし。それじゃあ、おまえの名前は今から『ハナコ』だ」

「わーい! 嬉しい! あたしの名前は『ハナコ』だよ!」

「そうかそうか。気に入ってくれたようでよかったよ」

『AIのべりすと』を使用しました

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