遊星からの物体こほうぎの続きをAIに書かせてみた
南極大陸の雪原をシェルティー犬が駆けている。けっして楽しそうにではない。逃げているのだ。
「犬を逃がすなよ」
低空を飛ぶヘリコプターが犬を追いかけていた。アメリカの戦闘用ヘリコプターだ。
そのパイロットは、操縦席で緊張していた。これから攻撃する相手なのだから無理もない。だが、その緊張はすぐに消えた。犬たちが突然立ち止まったからだ。
「どうしたんだ?」
犬たちは、こちらを見上げながら尾を振る。まるで歓迎しているかのようだ。
パイロットは首を傾げながらも高度を下げた。そして、犬たちに銃口を向ける。しかし、引き金を引くことはできなかった。犬たちの目を見て気づいたのだ。敵意がないと。
「どういうことだ? こいつらは何を考えているんだ……」
ヘリのパイロットは困惑しながらも、ゆっくりと着陸態勢に入った。
「撃っちゃダメだよ!」
タバサの声を聞いて、思わず指が止まる。
「あいつらには手を出すな! いいね!」
「ああ……わかった」
ヘリはそのまま飛び去っていく。
タバサはその背中を見ながらつぶやいた。
「みんなもわかってくれるよね……」
そして、彼女は振り返った。そこには巨大な生き物がいた。いや、それは生き物と呼んでいいのかわからないほど巨大だった。
「ごめんね……」
タバサはそっと手を伸ばした。その手は、目の前にいる生物に触れた。柔らかく温かい感触があった。
「あなたたちが悪いんじゃないもんね……」
その声は悲しげであった。
「わたしだって、こんなことしたくないんだよ。でも、こうするしかないんだ……」
その生物は、目を細めているように見える。タバサの言葉を理解したように思えた。
「じゃあね……バイバイ」
タバサはそう言うと、杖を掲げた。すると、目の前にいた巨大なドラゴンは姿を消した。
「これでよかったんだよね……。きっと……」
タバサは自分の頬に流れる涙を拭う。
そのとき、背後から足音が聞こえてきた。タバサは振り向く。そこにいたのは、青い髪の少女だった。
「シャルロットさま……」
「シルフィードちゃん!」
タバサとシルフィードは抱き合った。
「どうしてここに!?」
「あの人たちについてきたんですわ」
シルフィードが指さしたのは、遠くに見える飛行船だった。
「まさか……ついてきてたの?」
「はいですの!」
タバサは大きくため息をつく。
「まあいいわ……。それより、早くここを離れましょう」
タバサとシルフィードは再び歩き出した。
ここはトリステイン魔法学院。通称『塔』と呼ばれる建物である。この建物の最上階に『始祖ブリミル』を祀る礼拝堂がある。今は深夜なので誰もいない。しかし、そこには明かりがついている。祭壇の前に一人の少女がいた。
長い金髪に碧眼を持つ美しい少女だ。しかしその表情は暗い。彼女の名前はキュルケ・フォン・ツェルプストー。ゲルマニアの皇太子フーケの恋人であり、『炎蛇』の異名をとるメイジであった。
彼女は今、祭壇の前で祈りを捧げていた。自分の恋人のために祈っているのではない。別の人物のことを想っていた。
その人物は、かつて自分に恋文を送ってくれた少年であった。
キュルケは、自分が才人に夢中になっていることを自覚していた。しかし、才人は自分ではなく、ルイズという女の子を愛している。そのことがキュルケを苦しめていた。
『AIのべりすと』を使用しました