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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
真章 こほうぎこなた
76/213

戦士

 前部分『怪力サムくん』を読み返し、こほうぎこなたは呟いた。


「う〜ん……。久々に、書いた記憶が飛んでるな」


 無理もない。ビールを500ml飲んだあとにウィスキーの瓶を約半分空けたのだ。


「でも、何よ、これ。あたしが死んでしまったら、世界はどうなるの?」


 とりあえずどうもなってはいなかった。


「とりあえずサムくんとの再戦を希望するわ。あたしは戦士だもの。ヤらせて!」


 サムくんがやって来た。

「うおー」


「今度はあたしが勝つわ!」


「やめて」


「やめない!」


 サムくんは泣き出してしまった。

「やめて……。やめてよお姉ちゃん。ボクがなにかした? ボク、見た目が緑色でキモいだけなのに……」


「あっ……。ごめん」


「もう……いじめない?」


「いじめない、いじめない。もとよりいじめてなんかない」


 優しく頭を撫でたこほうぎこなたの首を片手で握ると、サムくんは怪力でブチ切った。


じんしんちゅうは見えないものだ。ゆえに、信じるしかできないものだ」


 こほうぎこなたはこう言った。


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