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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
真章 こほうぎこなた
74/213

こほうぎこなたと亀

 こほうぎこなたが砂浜を歩いていると、大きな亀が、子供たちにいじめられているのを見た。


子供しきょうよ、なぜ亀をいじめる?」


 こほうぎこなたがどうでもいいように聞くと、子供たちは答えた。


「だってこの亀が! 賭けポーカーでイカサマをしやがったんだ!」


 こほうぎこなたは諭すように、子供たちに言った。


へんされたお前らがあくい。亀にシエれ」


「それが今の時代の答えなのかよ!」


「あるいは子供のくせに賭けポーカーをしていたお前らがあくい。亀にシエれ」


「それは確かに!」

「ごめんなさい!」


 子供たちは亀にぺこりと謝り、去っていった。


 こほうぎこなたは亀に言った。


すけけたんだから、おまえは私にカネを払いなさい」


 亀は立ち上がると、こほうぎこなたにガブリよりで襲いかかった。


 その後のことを、知る者はいない。




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