表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
新9章 こほうぎの三姉妹
68/213

こほうぎ三姉妹 vs なざほうれ三姉妹

 台風の吹き荒れる草原で、こほうぎ三姉妹は全然見たこともないどこかの三姉妹と対峙していた!


「誰?」

 長女のこなたが一応聞いてみた。

「あなたほうは誰なん?」


「ほほほほ!」

 縦ロールの女が前に歩み出て、言った。

「わたくしたちは、なざほうれ三姉妹!」


 次女のそなたが興味もないのに礼儀として聞いた。

「どういう漢字を書くんですか?」


「漢字はないわ!」

 縦ロールがほざく。

「漢字はないの!」


 三女のどなたが痴呆老人のように聞いた。

「あなたがたはどなた?」


 縦ロールが名乗る。

「わたくしの名前は、なざほうれちほ!」


「痴呆だって」

「痴呆だって」


「ちほ、よ!」


「ははは」

「うふふ」


「何がおかしいのよ!」


 長女のこなたがあくびをした。

「……で、何のもちなん?」


「挑戦状を叩きつけるわ、こほうぎ三姉妹!」

 なざほうれちほは綺麗に和紙で作った挑戦状を叩きつけた。

「どちらが変態三姉妹か! ……勝負よ!」


 こなたが驚き、声を上げる。

挑戦状てゃうぢゃんぢゃん!?」


「それは中国語読み!」




 オチはなかった。


 いつもの通りである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] なざほうれの次女と三女
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ