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こほうぎの三女どなた
三女のこほうぎどなたはじつは何も考えていない。
彼女はほんとうは言葉を喋ることができないい。
オウムのように、聞いた言葉をランダムに喋っているだけなのだ。
「そんなわけないでしょ、ナレーター」
ナレーターって言うな。
「大体あんた、どなた?」
作者である。フリードリヒ・ハラヘルム・タダノ・バカである。
「ただの馬鹿かよ」
作者は、泣いた。
『バカの巣窟』こほうぎ家1のバカキャラの設定だったはずのどなたにバカと言われたら、もう下は、ない。
「ところであんた……」
どなたは言った。
「どなた?」
あれっ……?
やっぱコイツ、何も考えてない……!?