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オブロンの浮気
父は浮気をしている
4歳の幼女に夢中だ
今日も幼女喫茶に通いづめ
幼女喫茶『あたち』には今夜も寂しいオヤジ達が集っていた
オブロンのお気に入りはでかい頭に長い黒髪の『まいたん』
「ああっ……、まいたん! 君は天使だよ!」
「オレンジジュースたのんで、い?」
「なんぼでも! なんぼでも! ああ〜……、君を見ているだけで僕は心が清らかになれる!」
そう言ってまいたんのカラダに触ろうとしたオブロンの腕を、頬に傷のある店員が掴む
「お客さん、おさわりはダメだ」
「あっ……! はっ……! すみません!」
こほうぎオブロン46歳
いまだ心は青年であった