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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
新8章 こほうぎの父オブロン
63/213

オブロンの浮気

父は浮気をしている


4歳の幼女に夢中だ


今日も幼女喫茶に通いづめ




幼女喫茶『あたち』には今夜も寂しいオヤジ達が集っていた


オブロンのお気に入りはでかい頭に長い黒髪の『まいたん』



「ああっ……、まいたん! 君は天使だよ!」


「オレンジジュースたのんで、い?」


「なんぼでも! なんぼでも! ああ〜……、君を見ているだけで僕は心が清らかになれる!」


そう言ってまいたんのカラダに触ろうとしたオブロンの腕を、頬に傷のある店員が掴む


「お客さん、おさわりはダメだ」


「あっ……! はっ……! すみません!」



こほうぎオブロン46歳


いまだ心は青年であった



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