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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
冬のどなた

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226/226

こほうぎこなた10万字計画

「956……」

「何?」


「956……」

「だから何、その数字?」


「あと956文字なのよ」

「一体何が?」


「あとたったの956文字で、『こほうぎこなたはこう言った』が遂に10万文字を達成するのよ!」

「げええぇっ!?」


「長かったわね……」

「と、ところで間違えてない?」


「間違えてないわよ」

「いや、そうじゃなくて」


「何よ?」

「この連載小説のタイトル、『こほうぎこなたはかく語りき』じゃなかった?」


「そんなのどうでもいいじゃない」

「まぁ、そうね。微々たる問題だわ」


「えーと……」

「えーと……」


「何の話だったかしら」

「忘れちゃったね」


「あるあるよね」

「あるあるだわ」


「ちょっと話が横道にそれたら何話してたかわかんなくなる」

「あるあるあるある」


「今がまさにその時なのね」

「その時、世界は動いた!」


「世界は動かないわよ。動いたのは人間どもでしょう?」

「そうよそうよ。愚民どもだわ」


「グミは噛むものじゃなくて舐めるものだって、今日、どこかで誰かが言ってたわ」

「そうなんだ!?」


「なんだかまた話がそれたわね」

「何の話だったっけ、元々?」


「今日中に何かを成すって話じゃなかったかしら」

「何を?」


「何だったかしら……」

「世界征服なんて一日では無理よ」


「956……」

「えっ?」


「なんだかこの数字が頭に浮かぶのよ」

「何の数字?」


「あああーっ! 何だっけな!?」

「と、ところで……」


「何?」

「ねぇ、どうしてこの回だけなんか長い気がしない?」


「どういうこと?」

「こほうぎこなたって、一話の平均文字数が450文字ないのよ?」


「そうなんだ?」

「ところが今回、既に660文字を超えている! なぜ!?」


「確かに……。思えばなんか長いと思ったわ」

「思えばなんか長いと思ったですって!? へんな日本語!」


「だって元々こほうぎこなたって『言い間違え女王』だったはずじゃないの」

「そうね。ところであなたは誰?」


「私は……」

「あなたは……」


「誰だっけ」

「どなた?」



 呼ばれたように、こほうぎどなたが壁のむこうから顔を覗かせた。


「どなた?」



「どなた?」

「どなた?」


「どなた?」


「どなた?」

「どなた?」

「どなた?」


「どなた?」

「どなた?」

「どなた?」


「どなた?」

「どなた?」

「どなた?」


「どなた?」

「どなた?」

「どなた?」


「どなた?」

「どなた?」

「どなた?」


「どなた?」

「どなた?」

「どなた?」


「どなた?」

「どなた?」

「どなた?」


「どな








長い間のご視聴、ありがとうございました


フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ先生の次回作にご期待ください


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― 新着の感想 ―
私で草 なんでこんなくだらなくてばかになりそうなのにページをスクロールする手がとまらないんだ 今日だけですごいよんだ 実は10万字もなかったけど とちゅうで酒飲みの日記になったときは笑った
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