表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
こほうぎこなたの日本語なぜなぜ
213/213

顔に泥を塗る

 こほうぎこなたは小説を読んでいて、んっ? と思った。




 『貴様……、俺の女房の顔に泥を塗るつもりか!』




 ん?


 ん? ん?


 ん? ん? ん?


「おちちさまに聞いてみよう」


 小説にしおりを挟むと、自分の部屋を出た。





「おちちさま」

「なんだ、どうした。珍しいな。ハムスター柄のネグリジェ姿を俺に見られるのをあんなに嫌がっていたのに」


「教えてほしいんですの」

「何をだ?」


「ここの意味イーウェイがよくわかんないんですの」

「どれどれ。……ああ、これはつまり、『恥をかかせる気か?』みたいなことさ」


「どうして顔に泥を塗られたらずかしいんですの?」

「そりゃあ、みっともないだろう。おまえは誰かから顔に泥を塗られたら、嫌じゃないのか?」


「泥パックは気持ちいいし、しくなるためのものですから、しいですわ」

「なるほどな」


「どうしてこのお方は、奥様の顔に泥パックをされるのをこんなにも激怒げきおこされてらっしゃるんですの?」

「たぶん、この時代に泥パックはなかったんじゃないかな」


「このお方、転生者ですのよ! 現代しぇんだい日本リーベンからナーロッパに転生されてるのだから、泥パックをらないはずがないですわ!」

「すまない。めんどくさくなった。現役の国語教師に聞いてくれ」


「おははさんは確かに現役しぇんやくの国語教師ですけど、小学校の先生なましゃんですのよ? そんなひとにわかるのかしら?w」

「   」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ