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こほうぎこなた再生計画(2)
「ママ……」
「なに? こなたちゃん」
「この連載、再生されるのよね?」
「そうね。そうみたい」
「作者がお酒を飲んで落書きをすることはもうないの?」
「さあね。でもせかいはかわったわ。それはたしか」
「では、信じていいのかしら? 新しい世界に、もうあんな落書きは起こらないと?」
「さあね。なにしろものがたりをまじめにかくのはつかれるからね。ここはさくしゃのいいぬきのばみたいなものなのよ」
「楽な書き方でやればいいのに……」
「そうね。たとえばこのかいわぶんみたいにね。かいわぶんだけだと、かくのがらっく〜☆」
「ねぇ、ママ」
「なにかしら?」
「どうして漢字を使わなくなったの?」
「らくだからよ」