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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
最終章 『ここから200話まで突っ走る』
178/213

呼んだら来るナッくん

 ナッくんがキッチンをウロウロしている。

 どうやらどこかにミルクが落ちてないか探してるようだ。


 私は浴室で浴槽を洗っていた。それを終え──


「ナッくん」


 浴室の戸口から呼ぶと、動きがピタッと止まり、ピシッとこっちを向いた。


「おいで」


 すぐに歩きだし、まっすぐこっちにやって来る。


 手を差し伸べると、じっとして抱き上げられるのを待っている。


 抱っこすると私の肩に、両手でがしっと掴まる。

 私も手で支えるが、しっかり掴まっているのでたぶん手を離しても落ちない。

 彼には珍しい高いところからの風景をキョロキョロと楽しんでいる。


 笑いながら私が顔を覗き込むと、唇をペロペロしてくれる。





 もしかしてナッくんは賢いのかもしれない。





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