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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
最終章 『ここから200話まで突っ走る』
176/213

朗読アプリのお姉さんが『眩い』を『くるめい』と読むのをやめさせる方法

 こほうぎこなたは『小説家になりお』の作品を朗読アプリを使って読んでいる。


 寝る前にスマホを枕元に置き、1時間後に終わるように設定して、布団に入ってそれを聞くのだ。

 面白かったら寝られなくなるし、つまらなかったら寝落ちできるし、どちらでもよかった。


 しかし気になることがひとつあった。


 朗読アプリのお姉さんが、誰かの作品を読み上げる。


「その時、ノーラは見た。天蓋を突き破って、くるめい光が降り注ぐのを」


 こほうぎこなたは目を開け、思わず叫んだ。


「くるめいって何よ!?」


 がばっと起き上がり、スマホの画面で文章を確認すると、そこには『まばゆい』という漢字がある。


「お姉さん、バカなの!? これは『マブい』って読むのよ!」


 仕方なくお姉さんを昭和のヤンキー仕様に改造した。


 ビー・バップ・ハイスクールに出てくるような、チリチリパーマで超長いスカートを穿いたお姉さんに改造した。



「その時、ノーラは見た。天蓋を突き破って、マブい光が降り注ぐのを」



「……うん、よし!」


 こほうぎこなたは熟睡した。




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