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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
最終章 『ここから200話まで突っ走る』
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青春の西瓜Ⅱ

「あれっ!? ちょっと待って?」

「どうしたの? そなっちゃん」

「どなた!?」

「そなたのことを『そなっちゃん』って呼ぶのはおははさんだけよ、どなた」


「あなたは!? あなたのぶんはないの?」

「あなた? ……そういえばそんないたわね。さんんだ記憶ジーイーはないけれど」

「どなた!?」

「忘れたのかよ、どなた。そなたとおまえのかんだんの子いたろ」


「じゃ、あなたに一切れ残しとこうよ。パパはどうでもいいけどあなたは大事だもん。わたしのかわいい弟だもん」

「そなっちゃんはまさるしいわね。さすがはおママさんがおふくを炒めてうぶんだニャンよ」

「でもアイツ、まだキャラりつってないからなー」

「ど、どなた!?」


「とりあえず分け方決まったから食べようよ」

「ええ、そうね」

「いっただっきまーす」

「ど、な、たー?」


「……」

「……」

「……」

「……」


「おいしいね」

「おいしい」

「ほんと、おいしい」

「おいしー」



              (続く)




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