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極道のつまたち
高級和食料理店『さど』の店内で二人はばったりと出会ったのだった。
「あっ」
「あっ」
「こりは極道『白星組』の組長夫人、白星☆ヂーゴさんやおまへんの」
「そういうそちらさんは『ココミック会』会長の奥様……えぇと、お名前は何だったかしら?」
「じいなごごみよ」
「へんな名前www」
「あんたかて、何やの、そないな真っ黒い星型のカオしよって。白星より黒星のほうがお似合いやで」
「あたり〜★」
「ほな、ウチ、これからこのお店でバイトやさかいに」
「あら、奇遇ね。私もこれからこのお店でアルバイトよ」
二人は仲良く働いた。