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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
第五章 こほうぎこなたと十二使徒
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おしまいの人間たち

 そして簡単に使徒を十二人集めた(誰でもよかったので)こほうぎこなたは、遂に『おしまいの人間たち』の町へ辿り着いた。



 町ではかわいい『おしまいの人間たち』が、みんなでまばたきをしていた。


「ぼくらは幸せを発明したんだお」


「ぼくらは人類史上一番正しい人間なんだお」


「もうぼくらは昔の人みたいな不幸にはならないんだお」


「神様に従っていれば、ぼくらは永遠に幸せなんだお」



 かわいい彼らの前でステージ上に立ち、マイクに向かってこほうぎこなたは言った。


しんは死んだ」



「シンはシンだ?」

 かわいい『おしまいの人間たち』は騒ぎ出した。

「何それ、ダジャレ?」

「流行ってんの?」

「教えて教えて!」

「ツイッテルで拡散したい」



 こほうぎこなたの発言はSNSで日本中に拡散されて、そこそこバズったが、次の日には忘れ去られた。



 めでたし、めでたし。


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