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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
最終回
146/213

最終回は突然に

「だめだ……! 囲まれちまった!」

 戦士オブロンは銃を握りしめて悔しがった。

「強い! ……敵が強すぎる!」


 絶望を顔に浮かべながら、飯焚係のドリル夫人は、お椀によそっている豚汁をこぼした。


「どなた……?」

 救世主美少女三姉妹の末妹どなたが叫ぶ。

「あのひとたちは……どなたなの!?」


「最終回よ」

 次女のソナタが答える。

「ナロウ軍の最終兵器、最終回だわ。あんなものにどうやって勝てと作者はいうのかしら」


「勝てないからこそ最終回なんだよ!」

 モブキャラのこほうぎあなたが泣いた。

「僕ら……あいつらに殺されるんだ……。わあぁん!」


 長女こほうぎこなたはおおきなあくびをして、言った。

「どうせまた、なかなか終わらないんでしょ?」



 すべてを破壊する爆発音が響き渡った。





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