表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
最終回
145/213

最終回2

 不思議である。


 作者フリードリヒは、この連載を一度『完結』にしたはずであった。


 しかし今、再びの最終回を無事書ききって、達成感に酔いしれながら、ふと『小説情報』を見ると、設定が『連載中』に戻っている。(まじで)



 完結済みにしても、その後に長いこと連載を続けていれば、設定は『連載中』に戻るものなのであろうか?(不思議)


 つまり、あの時の失敗は、やり直せる?

 時は戻ってくる? 取り返しがつかないと思っていた、あの恥ずかしい過去は、挽回するチャンスが再び巡ってくる? そんなのものなのか?


 ああ……それならば──


 それならば! 


 ……なんだっけ?




 忘れたい過去というものはあるものだ。

 どうしても忘れられないそれはじつは愛しいものだったりする。

 ほんとうに消し去りたい、しょーもない過去というものは、結構いつの間にか消えているものである。



 とりあえず……なんだっけ?


 私、何がしたかったんだっけ?


 どういう話で、何をしとかなきゃいけないんだったっけ?




 すべて忘れた。除夜の鐘とともに。


 一月二日だというのに。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ