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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
新番組 『読み方がひとつしかない漢字』
140/213

ネズミ犬とドリル

 こほうぎ家がペットにお迎えしたネズミ犬は珍しい種類の犬だった。


 ダイヤモンドを散りばめたように白い犬だ。猿のように丸い耳には、両耳ともそれぞれに10個ほどのピアスがびっしりとつけられている。四角い箱のような胴体には、宇宙の神秘がまるごと詰められていた。特にしっぽの可愛さにドリルは着目した。長さ2ミリほどの、ふさふさもさもさとした長いしっぽが、まるでたんぽぽの綿毛のように鼻をくすぐるのだ。


「はあ〜……」

 ドリルは思わず、大仰に言った。

「くっさめ!」


 するとネズミ犬が真似をした。


「臭いのはてめーだよ、オバハン!」


可愛くーあいいわね、この

 ドリルはにっこり笑った。

地下でぃーしゃ牢獄(VIPルーム)へーしんにゅうにゅうめておしまいなさい」


「この家を滅ぼしてやる」

 ネズミ犬は念力を使い、天井を突き破って逃げ出した。


「どなたー!?」

 どなたが叫んだ。

「ど、どなたーっ!?」





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