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エンマさま
結局、こほうぎそなたは高岡くんと心中したのだった。
賽の河原はケタケタと嘲笑うように乾いた水音を立てていた。
エンマさまがそこにいて、エラソーに言うのだった。
「そなたがこほうぎそなたか」
「何、それ?」
こほうぎそなたはは負けじとエラソーに、絶賛発育中の胸を張った。
「じゃあ、あなたはここに来たのが妹のどなただったら、『どなたがこほうぎどなたか』って言うの? アホじゃない?」
エンマさまの怒りを買い、こほうぎそなたは地獄に落とされた。
「きゃーーーー」