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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
新番組 『こほうぎどなたの恋』
122/213

こほうぎどなたが酔っ払ったら

 久し振りに飲むおちゃけはうまし!


 調子に乗って飲みすぎちゃった作者は考えた。


 中学生のこほうぎどなたがお酒を飲んだらどうなってしまうのか?



====



 あたし、お酒なんかに興味ないって。


 そう、思ってた。



「いいからほら。飲んでみなよ」


 そう言ってウィスキーをコーラで甘くしたものの入ったグラスを、長介さんが差し出してくる。


 美味しそう。

 あたし、コーラ大好き。


 飲む気マンマンでそれを受け取ると、あたしは長介さんに『ところであなたは誰だったっけ?』と聞くつもりで、言った。


「どなた?」


「はっはっは。大丈夫だよ。こんなの飲んだぐらいで前後不覚になりゃしないって」

 長介さんはあたしの質問なんか無視して、笑った。

「ほらほら。美味しいよ? ぐいっと一気にいっちゃえって、ほら」


 誰なんだろう、長介さんって。

 あたし、なんで名前だけ知ってるんだろう。

 なんで初老のこの人と、知らない家の部屋で、お酒を勧められてるんだろう?


「どなた?」

 あたしは心に浮かんだ通りの言葉を、もう一度口にした。


「いいから、いいから」

 長介さんはまたあたしの質問を無視した。

「君が『どなた?』しか言えないことは知ってるから。わかってるから。気にせずほら、飲んで飲んで」


 これを飲んだらあたし、どうなってしまうのか……。


 ん?


 どうなってしまうのか?


 ど……


 ど……


「どなた?」


 勢いよくそう言うと、あたしはそのコーラを勢いよく口に流し込んだ。


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― 新着の感想 ―
[良い点] なんか、アカンリアリティがががwwwwww [気になる点] どなたちゃん、またママになってまうん? [一言] 酒はのんでものまれるなー
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