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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
新番組 『こほうぎどなたの恋』
121/213

こほうぎどなたはドナーだ

 ほにゃひれ直人は救急車で病院に運ばれた。


 暴漢にピストルで撃たれ、心臓に穴が空いたのだ。


 ぴゅうぴゅうと胸から血の噴水をあげる直人に付き添って、こほうぎどなたは救急車に乗っていた。


 頑張って──


 頑張って、生きて!


 心臓に穴が空いたぐらい、何よ!


 心の中ではそう励ますが、口からはいつもの一言しか出てこない。


「ど、どなぁ〜たぁ〜……」


 そんな自分の声を聞いて、思った。


 そうだ! ドナーになろう!


 あたしの心臓をひとつ、あげる! 直人にあげる!


 どうせ心臓なんて2つあるものだから、ひとつぐらい……





 もちろんこほうぎどなたにもふつうの人間同様、心臓はひとつしかなかった。


 しかし、彼に心臓を捧げる必要はなく、ほにゃひれ直人は生き返った。


 すべて、こほうぎどなたの、かわいい宇宙人柄のベッドで見ていた、夢だったのだ。




 目が覚めるなり、彼女は、言った。


「ど……どなったー……!」



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― 新着の感想 ―
[一言] 強引ぐ夢オチwwwwww
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