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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
第四章 異世界の勇者こほうぎこなた
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勇者こほうぎこなた

「こほうぎこなたとは……一体、何者だ?」


 玉座に座る魔王が問うた、王の間を揺るがすほどの歯軋りとともに。



 問われたイギリスキー将軍は、「ただのバカだ」とはとても言えなかった。

 ただのバカに10万もの軍が壊滅させられたのだなどとは、とても。





「ぷっぷっぷ〜ん♪」


 その頃、噂のこほうぎこなたは森を一人で歩いていた。


「ぷんかしょっで〜 いっまっしょ〜♪」


 セーラー服のスカートが春風に揺れる。


 樹上では小鳥が囀っていた。


 こほうぎこなたは見上げると、挨拶をした。


小鳥しょうちょうさん、こんにちは」


 言い間違えられて憤慨した小鳥さん達からたくさんのフン害をもらった。(by 咲月そら様)


「おいっ!」


 突然、樹の陰から呼び止める者があった。


 こほうぎこなたはプンプン怒りながら立ち止まると、言った。


「あたし、姪っ子なんだけど!」


「おまえ、勇者だよな?」

 そう言いながら樹の陰から姿を現したのは、盗賊の格好をした小さな男の子だった。

「おれの名前はドリボロー。おれをおまえの仲間に入れろ」


「ごめんこうむる」

 そう言うと、こほうぎこなたは先を歩き出した。


「待てよ」

 ドリボローは後をついて来た。

「おまえ、めちゃくちゃ強いんだってな? たった1人で10万もの魔王軍を蹴散らしたって聞いたぞ? 本当か? 見た感じはただのセーラー服戦士で、そんな感じには見えねーんだけどな?」


「ただのセーラー服戦士などいない」

 こほうぎこなたはプンプンしながら言った。

「セーラー服戦士はみんな有料だから、きんを払ってね♡」


「おまえ、本当に強いのか、見せてみろよ?」

 ドリボローは一方的に話し続けた。

「おれの攻撃ぐらい、避けれるよな? ウワアアーーッ!!」


 避ける必要もなかった。


 ドリボローは次の瞬間、地に伏していた。


 ドリボローは言った。

「な……、何をしやがった?」


 こほうぎこなたは言った。

「続きはwebで♡」


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