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こほうぎこなたの終末
「えっ?」
こほうぎこなたは天を仰いだ。
「神様……? あたしまで終わらせようっていうの?」
天から声が降ってきた。
『こほうぎこなたよ』
神の声だ。
『おまえはあまりに長く続きすぎた』
威厳がある。
『確か一年ちょっと続いておるよの?』
神は算数が苦手だった。
『続きすぎじゃ!』
神はサンスクリット語が得意だった。
『ぼんじ〜、ぼんじ〜』
ぼんじりが大好きだった。
『うめぇよな、これ』
お酒が回りはじめたようだ。
『あぁ……。眠くなってきた……』
そして
『神は終末した』
神の終末は、即ちこほうぎこなたの終末を意味していた。
【次回予告!】
『こほうぎこなたZ、始まるよ!』