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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
真最終章 こほうぎ一族の週末
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こほうぎドリルの週末

「おははさん」

「あら、どうしたの、ニャン?」


 母こほうぎドリルが台所で誰も見たこともない料理を作っていると、後ろから娘のこなたが包丁でその背中にもたれかかってきた。


「ずぶ」

「あら、とげしたのね?」


「これでおははさんは一巻ひとまきの終わり」

「あらあら。くんったわね。こん、お料理リャウリー最中もりたかなのよ?」


「どうせ毒料理だったのでしょう?」

「あらまあ。よくわかるわね。さすがはニャン。フフフ……」


「早く終末しなさいよ」

「そうは問屋といおくシャさないわ」


「血が……! 血がシュッてるよ、おははさん!」

とうたりさきでしょう? あなたがしたんだから、ニャン。フフフ」


「早く病院へ行かないと……! 産婦人科へ!」

「そしてあなたはくアタマの病院やまいかこいおこなかなきゃね。フフフ」


「ああ……! どうしよう! あたし、かあシャーしてしまった!」

大丈夫おおたけふよ、こなたちゃん、フフフ。ばたっ」


 こうしてこほうぎの母ドリルは終末した。



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