表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
第三章 しーにゃん
11/213

しーにゃんとの寝正月

「お正月まさつきは猫とダラダラ過ごすにリミるわね」


 こほうぎこなたはそう言いながら、しーにゃんの背中を撫で続けた。


 しーにゃんはコタツであったまりすぎて、カーペットの上でとろけたお餅のように伸びながら、ゴロゴロ喉を鳴らす。


「しーにゃんも私をでてくれないかしら」


「いいよォ〜」


 しーにゃんは快く立ち上がると、腹ばいになっているこほうぎこなたの背中に乗り、ふみふみをはじめた。


「ああ……、気持ちいい。そこそこ」

 こほうぎこなたもとろけた餅のようになる。


「ふみっ、ふみっ」

 一意専心ふみふみしながら、しーにゃんの喉が鳴ってしまう。

「ゴロゴロゴロゴロ……」


「ああっ、しーにゃん、しーにゃあ〜ん……。いいよ、いいよォ〜っ♡」


 こうして2022年の正月は平和に過ぎて行ったのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ