こほうぎ一族の週末
「そろそろ本当に終わらせようと思う」
「な……、なんですってーーー!?」
作者タダノバカの言った言葉に、こほうぎ一族を代表して長女のこなたが噛みついた。
「だってキリがないじゃん」
「キリがあるからピンもあるのよ!?」
「『いいね』も最近ずっと1しかつかんし」
「その1人を蔑ろにしてもいいって言うの!?」
「大体100部分越えてんのに、文字数はまだ6万も行ってないなんて……」
「読みやすい祥子じゃないの!」
「何よりお酒を飲んだ時にしか書かない作品なんて不真面目すぎるよ」
「お酒を飲んだ時にも書けるものが必要でしょう!?」
「まあ、この章を真の最終章にするよ?」
「あなたにそんな権限があるとでも!?」
「だってワシ、作者だけん……」
「作者横暴!」
「まあ、了承してね? 本当にこれで完結にするから」
「そんなことをしたら……」
こほうぎこなたは考えた。
そんなことをされたら私たちはどこにも存在しなくなってしまう……。
させない!
家族会議を開き、作者の横暴からこの連載を救ってみせる!
そう、考えた。
その考えは作者であるワシに筒抜けだったんだがね。
ちなみに今は飲んでません