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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
真九章 ニンカツ
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託卵活

 こほうぎどなたは困惑していた。


 よくわかっていないのだ、今、自分が何をさせられようとしているかを。


 自分は娘を産んだはずだ。しかし中学生がそんなことをしてはイカンというように、いつの間にかその設定をなかったことにされた。


 それを嘆き悲しんでいたら、作者が不憫に思ってくれたようで、娘のこほうぎどなた?を復活させてくれた。


 いきなり登場した『楓姉』に産み直させてくれたのだ。


 しかし、他の人が産んだ子供は、自分の子供なのだろうか?


 確かに体外受精というものはあるが、しかし……


 楓姉が産んだからには、楓姉の子供なのではないのだろうか?


 大体、楓姉とは誰なのであろうか?


 あの楓さんなのであろうか? もしかして?



 こほうぎどなたは、楓姉に思い切って聞いてみた。


「どなた?」


 楓姉は、にっこり微笑むと、答えた。


「死の宮楓と申します」


「どなた!?」


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