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こほうぎこなたはかく語りき  作者: フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ
真七章 こほうぎどなたの冒険
100/213

こほうぎどなたの困惑

 こほうぎどなたは困惑していた。


 こほうぎどなた?に母乳をあげながら、困惑していた。


 何も考えずに、ただ困惑していた。


 なんだかわからないけど困惑しないといけない空気に包まれて、困惑していた。







『こほうぎこなたはかく語りき』


 記念すべき第100回目であった。






 こほうぎどなたはそんなことにはもちろん気づいていないがなんだか困惑していた。


 こんな大役が自分の回の時に回ってきたなどということには気づきもせずに困惑していた。


 今夜はこんにゃくが食べたいと今晩食うものを頭に思い浮かべながら困惑していた。


 娘のどなた?も母のおっぱいから流れ込んでくる困惑にやられて困惑していた。





 仕方なさそうに、こほうぎどなたは虚空に向かって呟いた。


「……どなた?」


 そう呟くと、今度はわくわくしはじめた。


 今度は、わくわくしはじめたのであった。



 理由など何もなかった。



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