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12.

 彼は、トッドからの依頼完遂の電話を待っていた。

 そろそろ、仕事を終えているはずだ。

 秘密を知ったアリスがいなくなったかと思うと気が楽になっていた。


 あとはフランクリンを消してもらえば、すべての問題は解決だ。

 彼は、トッド彼の連絡が待ち遠しかった。


 なんだか、部屋の外が騒がしい。

 いったい、何事だろうか。

 彼は部屋から出て様子を見ようとしたが、その前に部屋の扉が開かれた。


「いたぞ! 捕らえるんだ!」


 何人もの兵が部屋に押し寄せてきた。

 そして、彼はあっという間に捕らえられた。


「おい! 侯爵家の私にこんなことをして、いったい、どういうつもりだ!」


 彼は叫んだが、兵たちは拘束を緩めなかった。


「あなたを、殺人教唆で逮捕します」


 兵の一人が放った言葉に、彼は驚いていた。

 意味が分からない。

 どうして、バレたんだ?


「どうやら、状況が呑み込めていないようですね」


 部屋に、一人の女が入ってきた。

 驚いたことに、その人物はアリスだった。

 彼は、死んだと思った彼女が生きていたことに驚いた。


「ど、どういうことだ……、いったい、何がどうなっているんだ……」


「どうして私が生きていて、しかもあなたが殺し屋を差し向けたことが分かったのか、不思議だという顔をしていますね。これから教えてあげますよ、リック・ブラウンさん」

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