表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チャイナガールズ!!~スーパーカンフーハイパワーチーム~  作者: 乾ヒロキ
カオルンセングォ毒ガスパラダイス編
86/178

4-7 ルェイジーちゃん、神流会とコンタクト

 


 -------N.A.Y.歴562年 8月15日銀龍と同時刻---------



 ルェイジーは、まっすぐ進み、そのまま逃げた。


 そして、換気がある道へと移動、何とか裏九龍城国の、暗黒太極拳使いの会長のところにたどり着いた。


「ルェイジー、逃げてきたアルヨ!!」


 緑色の中国服を身に包み、白く長い髭を生やした老人がそこには立っていた。


 裏九龍城国には似つかわしくないくらい、健康的で艶やかだ。


「おう、よく来たねぇ、ルェイジーちゃん」


 老人の真横には精悍な顔立ちの青年が立っていた。


 背筋は軍人のようにまっすぐで、鍛え抜かれたクンフーもだぼだぼの服を通してでも、よくわかる。


「危なかったな、ルェイジーくん」


「そうでもなかったアルヨー!!」


 男は、腰の辺りまで三つ編みをしている髪型だが、鋭い瞳に強さを宿している。


「それは、良かった。我々も手をこまねいている、あの男は我々よりも異常だ」


 男の手は頬よりも固く、確実にバリアすら破壊できそうな手刀も打てそうだ。


「アイヤ、そうアルか?」


「君は五年前のあの時、数か月間一緒に君と過ごした。あの時の君のクンフーは本物だった。

君のような逸材は我々、神龍会も失うことは許されない……」


 ルェイジーは、屈託のない笑顔をする。


「ありがとうアルネ!!!」


 男は老人にまっすぐな瞳を向ける。


「老師、ところでどうしましょうか? 誰があのような輩を連れてきたのか、調べる必要があります」


「うむ、そうじゃのぉ、ルェイジーちゃんはどう思うかのぉ?」


「アイヤ、みな、仲良くしないといけないアルよ!! けど、元を調べた方がいいアルよ!! 同じこと良くない、よろし!!」


「そうじゃのぉ、どうするかのぉ」


 老人は、精悍な男に話す。


俊佑チンヨウ、ルェイジーちゃんと行動しなさい」


 チンヨウは、答える。


「分かりました、老師。必ずや手招いたものを突き止めます」


 かくして、ルェイジーとチンヨウはツーマンセルになった。


「チンヨウシェンシン、よろしくアルネ!!!」



神龍会会長


建明チェン・ジャンミン老師


神龍会会長。暗黒式太極拳+酔八仙拳使い。


老人で、非常にマイペースに思えるが、いまだクンフーを修行している人。

非常に博学で、伊達に裏九龍城国にいたわけではなく、彼の

持つ暗黒太極拳と酔八仙拳との融合は、銀龍とは比べ物にならないくらい、

最大限の攻撃力を持っているクンフー。主にカウンター攻撃が多く、その威力も絶大。

拳龍会とは仲が良くて、裏九龍城国の空調ダクトなどの情報などは全て知っている。




俊佑イン・チンヨウ


神龍会所属、副参謀的な役割。

蟷螂拳の使い手。細身で身長は168センチ。


26歳。

真面目、実直、落ち着いている感じ。

ルェイジーちゃんを「神童」と呼んだりもしている。

長い髪を後ろにまとめて三つ編みにしている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ